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(週3回発行)
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心の奥底にあるもの-1号
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三ヵ月微笑と八ヵ月不安
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私達人間の心の奥底に潜んでいる心理があります。
一心に努力しても、心の奥底に働いているものが努力を無駄にして、自分の運命をマイナスにすることさえあります。
自分の奥底にどんなものが働いているか、見極めることが必要ではないでしょうか。
初めに、専門家が明らかにした人間の乳児の時の心理について考えてみます。
精神人類学の藤岡喜愛著「イメ−ジと人間」から要点を要約します。
(1)三ヵ月微笑と八ヵ月不安
生後三ヵ月になると、新生児ははっきりと相手に対して微笑します。
ただしこの時は、両眼に相当する二つの穴を開けただけのお面でもよく、このお面を赤ん坊に向けて近付けると新生児は微笑します。
この時、お面を横向きにして、お面が見えなくなると赤ん坊の微笑は止まり、当惑したような顔つきになります。
これを「三ヵ月微笑」と呼んでいます。
新生児が八ヵ月にまで成長すると、はっきり自分の母親と他の人ととを識別し認知しています。
母親に抱かれている時他人が近づいても安心していますが、母親が自分の視界にいない時、他人が近づくと不安を示します。
これを「八ヵ月不安」と呼んでいます。
「三ヵ月微笑」と「八ヵ月不安」は、人間の新生児なら、どの文化の中で育っても、必ず経過する成長段階と云われています。
従って、この二つの成長段階は、順調に新生児が発育しているかどうかを確かめる目印にも利用できます。
成育の環境が悪いと、この段階の現れの時期が遅れてきます。
とすると、人間の新生児の場合、三ヵ月から八ヵ月になるまでのいつかの時期に「母親とのつながりを完了する時期」があることが理解できます。
(以下次号へ)
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