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(週3回発行)



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「幸せってなんだ!」-1号
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 何を「幸せ」としているのでしょうか
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  ひとつの願い


   お便所に ひとりで 行けるようになりたいのです

  それが 私の願いです

  たった ひとつの願いです

  神様 神様がいらっしゃるなら

  私の願いを聞いて下さい

  歩けないことも 口が聞けないことも

  がまんします

  たった ひとつ お便所に

  ひとりで ひとりで

  行けるようになりたいのです

  お願いします

 これは、奈良県の養護施設「たんぽぽの家」の、17才の君ちゃんが作った詩です。

 君ちゃんは言語障害、脳性麻痺で、手も足も不自由、口もきけない重度障害者です。

 この施設の向野幾世先生が著した「お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい」の中に掲載されいる詩です。

 どうでしょうか!五体満足な私達が、トイレで一度でも、「あゝ、一人で自由に用が足せて、有り難いなぁ」、こう思って感謝したことがあるでしょうか。

 手が不自由な君ちゃんは目で文字盤を指しては、「私のこの世でのたった一つの願いは、ひとりでお便所に行けることです」そう訴えます。

 お金があと百万あったら新車が買える、百万円欲しい、そう云っているのではありません。

 海外旅行が是非ともしたい、そう云っているのでもありません。

  只、只お便所に、人に世話にならず、行きたい時に行けるようになりたい。そう切願しているだけです。

 しかも、現に歩けないことも我慢します、現に口が聞けないことも我慢します。

 我慢しますから、だからその分、一人でお便所に行けるようにして下さい、そう云っています。

 切なる願い、悲痛な願いです。

 どうしても叶えて欲しい必死の願いです。

 その願いが、「一人で自由にお便所に行けること」なんです。

 五体満足の私達自身、考えてみたいと思います。

 (記・EUC総合研究所  沢田幸子)

  (以下次号へ)

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